シーバスゲームでもとりわけ重要な水面直下のレンジ。
何をしても表層で食わないとき、この革新的ルアーが釣果をもたらしてくれるかもしれません。
今回は、2016年にブルーブルーからリリースされた「シャルダス20」を紹介します。
スペック

| サイズ | 75mm |
| ウェイト | 18g |
| タイプ | シンキング |
| レンジ | 30cm |
| フック | #6 |
| リング | - |
特徴
ブルーブルーの”元祖・表層系ブレード”として人気を獲得した新しいスピンテール。
ブレード系ルアーといえば、鉛成形ボディによるディープエリアでの使用が主流だったものの、シャルダスはこれをシャローエリアに特化した性能に仕上げました。
フラット状の背中と曲線的なラインの腹部からなるシルエットは、引けば引くほどボディが浮き上がる設計。
デッドスローでも簡単に水面付近を引くことができ、わずかな水流にもしっかりとブレードが回転しアピールします。
また、ロッドを立てて巻けば水面上を引き波を絡めて誘い、一度沈めれば中〜底層をゆっくり引くことも可能。
シリーズの第一弾となる20gモデルは、最もバランスの良いスペックでクリアな水質でも抜群の実釣力を発揮します。
インプレ
プレビュー
水面直下を引けるスピンテールという稀有な特性ながら、今では人気ルアーの一つに挙げられるほど。
ブレードは「Blue Blue Original Blade ウィロー/#3.0」を採用。
ウェイトがありながらファットで揚力を得やすいシルエットになっており、上のレンジを引きやすいのがポイント。
ちなみに、過去に発売された限定モデル「引き波シャルダス」は、水面で引き波を起こしやすくさらに上のレンジを引ける超特化型です。
なお、シャルダスは発売以降マイナーチェンジしており、テールアイの形が「ワイドな三角形:旧型」「小さい丸形:現行型」で見分けられます。(写真は旧型)
フックとブレードの位置が少し異なりますが、性能面でとくに違いはないようです。
というわけで、早速レビューへ。
レビュー
飛距離はPE1号で50m程度。
そこそこ軽快にキャストでき、投げ続けても疲れにくい。
飛行姿勢も悪くないですが、他の同サイズのブレード系と比べて風の影響は受けやすいです。
着水後は、水平なロールフォールでゆっくりと沈下し、ボディとブレードの双方でフラッシング。
着底感度は低め。
巻き出しから、立ち上がりが良く即浮上を開始します。
アクションは、やや尻下がりのブレードアクション。
巻き感は、ボディ全体からくる推進力が感じられ手元にしっかり引き抵抗が伝わります。
アクション域は、ファスト〜デッドスローまで幅広く対応しますが、基本は低速域がベスト。
流れを受けすぎると水面を破ってしまいやすいので注意。
イメージ的には表層系のシンペンに近い印象で、超低速域でもブレードさえ回転すればナチュラルなフラッシングで誘えるので、流れや波といった自然作用を絡めるとさらに幅が広がります。
ただ巻き以外にも、ドリフト、リフト&フォール、ロッドを立てての引き波、早巻きでのバジングなど、表層系ブレードならではのアプローチができるのも魅力です。
フック絡みなどのトラブルがちょいちょい起こるので、キャスト後はサミングやラインスラックの処理が大切です。

シャルダス投げて幾星霜、バイトはあれど、岸に上がらず。
いやー、自分が未熟すぎて釣るまで苦行でした。
ミスバイトやバラしもあったけど、最初は先入観や苦手意識にも苛まれましたね。
いろいろな苦行を経て巡り会えた魚。
57cm。
んなこたあどうだっていいのさ。
良い点
水面直下をブレードでゆっくり引ける点。
僕からしたら、もうここに尽きるんじゃないかというくらい。
シャローエリアで引けるブレードはまだまだ数少ないですから。
もちろん、引き抵抗やアピール力の高さ、アプローチの引き出しの多さも使っていて楽しい要素です。
20gモデルはシーバスゲームでも汎用性が高く、あらゆるタックルに合わせやすいのも大きな利点です。
表層系ブレードベイト
気になる点
従来のスピンテールジグと比較すれば、飛距離、沈下速度、着底感度などの点で劣ります。
また、使いどころはもちろん感覚に落とし込むまでの操作感やレンジコントロールの難しさもあり、比較的ミスバイトやバラしも多い印象でした。
人によっては扱いにくく、価格も高めなルアーです。
操作性+価格
使いどころ
中規模な河川・河口・干潟などのシャローエリアでおすすめ。
視認性の高い水がクリアな状況はもちろん、川の瀬や汽水湖の藻などを回避しながらブレードでアプローチできる点は大きな利点で、ハクパターンやシャローエリアでの釣りが多いなら重宝します。
逆に、荒天時、流れが速い、濁りがあるといった状況では使いにくく、ミノーやバイブレーションほど主力級のカテゴリーではないので、使いどころさえハマればという感じ。
早巻きでのリアクション狙いも有効ですが、基本はスピンテールジグの感覚でブレードを回転させるよりも、あくまで引き抵抗に意識を向けながらゆっくりじっとり引いてくる方が反応が良かったですね。
過去にこれでしか食わない状況もありましたが、スレてしまうのもまあまあ早いので反応や活性に応じて使うのがおすすめです。
河川/河口/干潟/港湾
総評
今回は、ブルーブルーのシャルダス20を紹介しました。
従来のブレード系よりも価格や基本性能で劣りますが、表層+ブレードという稀有な特徴を持った革新的なアイテムです。
おすすめ度
:4.0