シンキングペンシル

【ワイゾン77S】インプレ/飛ぶ・喰わせる新機軸リップ付きシンペン

今や定番カテゴリーの一つながら、シマノにはなかったリップ付きシンキングペンシル。

そんな表層を攻略できるシンペンが遂にエクスセンスから登場。

今回は、2024年にシマノ/エクスセンスからリリースされた「ワイゾン77S ジェットブースト」を紹介します。

スペック

サイズ77mm
ウェイト13g
タイプシンキング
レンジ-
フック#8
リング-

特徴

ワインディングロードをホリゾンタル(水平)の如く泳ぐ姿から名付けられた新機軸のリップ付きシンキングペンシル。

通常のシンキングペンシルは、後方重心にすることで飛距離を稼ぐことができるものの、その反面、尻下がりなスイム姿勢がシビアな状況下では大きな欠点でした。

ワイゾン77Sは、一口サイズながら「ジェットブースト」による50m以上の飛距離を確保し、水平に近いナチュラルなスイム姿勢でアピールできる飛びと食わせを両立したアイテムです。

沈下の際にはシミーフォールによって無駄なく魚へアプローチが可能で、シビアなマイクロベイトパターンにおいて細かくレンジを刻みながら艶かしいテールスイングアクションで的確にターゲットの口元へルアーを通すことが可能。

また、リップによる引き抵抗の強さやトゥイッチを入れて誘いやすいのもリップ付きシンキングペンシルならではの魅力で、最も得意とするマイクロベイトパターンをはじめイナッコパターンなどで強さを発揮します。

インプレ

プレビュー

満を持して発売されたシマノのリップ付きシンペン。

77mm/13gと他社のスタンダードな製品と比べてもかなり近いスペックです。

外観は、フラットサイドなボディと丸みのあるショートラウンドリップが特徴で手にしたときの軽さも印象的。

また、内部には前方に固定式タングステン球×1、中央〜後方にかけてシマノ独自のジェットブースト機構が搭載されており、水平スイム姿勢を維持しつつ飛距離や立ち上がりに大きく貢献してくれそうです。

公式に記載はないですが、リングサイズは#3ですね。

レビュー

飛距離はPE1号で50m程度。

実戦でもほぼ表記通りで、飛行姿勢はそこそこ安定。

キャスト時は軽快でかなりアキュラシーも出しやすい部類です。

着水後は、水平寄りのシミーフォールでスローに沈下。

着底感度は低めです。

立ち上がりの際は、軽い入力でウェイトを戻すことができ、泳ぎ出し早さも及第点といった印象です。

アクションは、水平に近いスイム姿勢のワイドテールスイングアクション。

巻きスピードを上げることでより水平でスラローム気味なアクションになるのもポイントです。

レンジは、体感で0〜50cm程度。

巻き感は、軽めの引き抵抗に程よくアクションが伝わり充分といえます。

アクション域は、ファスト〜スローあたりが良好。

ただ巻き以外では、ストップ&ゴーやドリフト、ロッドを動かせばトゥイッチも可能とバリエーションは豊富。

過度に動かしたりしなければテーリングなどのトラブルも少なく、リップやボディの耐久性も今のところ問題なしという印象です。

アップクロスでゆるーく流れに乗せていたらゆるーくバイト。

最初は藻に掛かったんかと思いましたが、魚とわかれば”シマノ製リップ付きシンペン”という些細な違和感も夜空へと消えていきました。

上すぎず下すぎない絶妙なレンジを外さずキープでき、二度目も同じコースを通しやすい再現性の高さ。

シャローの際どいポイントも攻めやすいシンペンです。

良い点

シンペンとしての強みである飛距離や食わせの力はもちろん、搭載したリップやボディ構造によって操作性や快適性も兼ね備えたバランスの良い仕上がりが特徴。

とくに、リップ付きシンペンの中でもスイム姿勢とフォールアクションが素晴らしいため、巻いても止めても常に効果的なアプローチがしやすいのも利点でしょう。

早巻きやロッドアクションにも対応できるため、使い方次第では汎用性の高いルアーになりえます。

総合力

気になる点

使用感でとくに気になった点はありません。

ただし、「流速スペック:66cm/秒〜」なので、受ける流れが弱いほど尻下がり+控えめなアクションになる点は考慮しておきたいです。

もちろん、デッドスローも釣れますが誤認しやすいポイントです。

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使いどころ

小〜中規模の河川・河口・干潟などのシャローエリアに最適。

レンジキープ力が高いため、同じ巻きスピードで毎投ロッドの高さを段階的に下げていくことで水面直下〜中層までのレンジを刻むことも容易で、一般的なシンペンよりも引き抵抗を感じやすいのも利点です。

フォール・スイム中は派手めにアクションするタイプなので、よりナチュラルで警戒心を与えないシンペンやワームと組み合わせるのも面白そうです。

ベイトは、アミ・ハク・イナッコパターンなど。

良くも悪くも巻けば浮き上がることにくわえて強風時はやや安定感に欠けるので、天候が穏やかでシーバスが表層を意識しやすい春〜秋がおすすめです。

河川/河口/干潟/港湾

総評

今回は、シマノ/エクスセンスの「ワイゾン77S」を紹介しました。

今や目新しさはないジャンルとはいえ、シマノの技術を搭載した高スペックなリップ付きシンキングペンシル。

フォール・スイムの優れたアクションはもちろん、使い方によってアプローチの精度やバリエーションを広げやすいアイテムです。

おすすめ度

:4.0

その他おすすめルアー

ダイワ「ガルバ73S」

73mm/12.5gの定番リップ付きシンキングペンシル。

ハク・イナッコパターンに強い尻下がりなテールスイングが特徴で、0〜20cm付近をスローに引いてもレンジキープ可能な再現性も◎。

マングローブスタジオ「マリブ78」

78mm/11.8gの”元祖リップ付きシンキングペンシル”。

スレ・低活性時はもちろんアミパターンで抜群の実績があり、ナチュラルなタイトテールスイングアクションが特徴です。

  • この記事を書いた人

Yuki

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