バイブレーションやシンキングペンシルを使っていて起こる、レンジコントロールや根掛かり問題。
フローティングミノーに比べ難しいと感じる人も少なくないですが、そんな使いにくさを一本で解消するのが「グルービン」。
今回は、2023年にダイワ/モアザンからリリースされた「グルービン70HS」を紹介します。
スペック

| サイズ | 70mm |
| ウェイト | 15.5g |
| タイプ | シンキング |
| レンジ | Fast:50〜80cm Slow:70〜150cm |
| フック | #8 |
| リング | #2 |
特徴
千葉の”シャローマスター"山内勝己氏が監修した「モアザン グルービン65S」に続くサイズアップモデル。
65Sよりもさらに遠く深いレンジを探れる70HSは、軽快なキャスタビリティーからバイブレーション並みの優れた飛距離を叩き出し、広いレンジ攻略できる高比重コンパクトシンキングミノーです。
最大の特徴である可変アクションは、ファスト時はバイブレーションのようなハイピッチタイトウォブンロール、スロー時はシンペンのようにスイングアクションを演出。
また、ショートリップを活かしたレンジキープ力も特徴で、任意のトレースコースを安定したスイムで泳ぎます。
トゥイッチを織り交ぜれば高いフラッシング効果とパニックアクションを起こし、緩急自在なアプローチでシーバスのバイトを引き出します。
インプレ
プレビュー
現行の65S(12.2g)よりも一回りスケールアップした「グルービン70HS」。
センターにウェイトが配置された固定重心式で、わずかに窪んだ扇状のリップと扁平ボディに、テール部にかけてややシャープになっているのが特徴です。
ただ、残念ながら70HSと88F/Sは現在ラインナップされておらず入手が難しいんですよね。
僕の場合、以前購入してから魚からのコンタクトはありながら釣果はあげられずずっと眠らせていたのですが、せっかくなので使用感だけでもレビューしていこうと思います。
レビュー
飛距離はPE1号で60m程度。
リップやボディ形状から飛行はやや安定しにくい印象でしたが、真っ直ぐ飛べばスタンダードな樹脂製バイブレーションと比べても遜色ないです。
着水後はロールフォールで素早く沈下。
フラットボディならではの高い明滅効果があり、リアクションバイトも期待できそうです。
着底感度は高めで、リーリング中にもリップとコンタクトでボトムの地形を感知しやすいのがメリットです。
立ち上がりは良好で、低速から水を噛んで素早くアクションを開始。
アクションは、リトリーブスピードに応じて変化する2パターン。
- 高速:水平スイム姿勢の強いハイピッチウォブンロール
- 中〜低速:やや尻下がりのタイトなテールスイング
どちらかと言えばスイング中心で、中速以下はシンペン的にアプローチできる印象。
巻き感は、充分な引き抵抗がありつつも疲れを感じるほどではなく、高速時の方がウォブリングのアクションが伝わりやすいのも特徴。
従来のジャークベイトに比べて、ピッチが早く軽快に引けるので超高速に引きたいときにも好相性。
アクション域は、ファスト〜デッドスローまで非常に幅広いです。
ただ巻き以外にも、ドリフトやフォールを活かしたストップ&ゴー、平打ちを絡めたトゥイッチがおすすめで、シャローのデイゲームでは浅いレンジをテクニカルに誘える手段でしょう。
良い点
バイブレーション並みの飛距離とアピール力がありながら、ワイドリップにより安定したアクションで引けるのが強み。
65Sよりも深いレンジを対象としながらも、ロッドを立てれば50cm以浅を引くことも可能で、バイブレーションにはないレンジキープ力やロッドアクションへの柔軟性も特徴です。
おまけに、アクション域や対象レンジも広く根掛かりも避けやすいことから、フィールドを問わずかなり汎用性は高いんですよね。
操作性+汎用性
気になる点
リップの弊害として、飛行姿勢の不安定さや風への耐性の低さがあります。
また、現在では入手が難しいルアーですね。
飛行姿勢+希少性
使いどころ
小〜中規模の河川・河口・干潟・港湾など、シャローエリアを中心に使い勝手の良いルアー。
とくに、アップでもダウンでも波や流れの中でもしっかりと水を受けてアクションできるため、他のバイブやシンペンでは難しいポイントをファスト〜スローまでアプローチ可能。
ただ、荒天時や大場所では不足感があり、巻けば浮き上がりやすい点も考慮したいポイントです。
河川/河口/干潟/港湾
総評
今回は、ダイワ/モアザンの「グルービン70HS」を紹介しました。
飛行性能は気になりましたが、多彩なアクションと優れたレンジキープ力が魅力のシンキングミノーです。
おすすめ度
:3.0
