ミノー

【エリア10】インプレ/バチ抜けの王道ルアー

シーズン序盤を代表する格好のベイトパターンとして人気の「バチ抜け」。

そんなパターンに合わせて数々のルアーが発売される中、ロングセラーを続ける名作はほんの一握りといえます。

今回は、ガイアからリリースされた「エリア10」を紹介します。

スペック

サイズ100mm
ウェイト9g
タイプフローティング
レンジ-
フック#8
リング#2

特徴

シーバスが最も捕食しやすいレンジにターゲットを絞ったリップレスフローティングミノー。

ファストリトリーブから引き波を起こすデッドスローリトリーブまで、幅広い速度域に反応し、水面直下を水馴染みよくタイトなアクションで誘えるルアー。

シリーズの原点にあたる「エリア10」は、今やバチ抜けパターンで必須とも謳われるほど定番化し、”エリテン”の愛称で親しまれるロングセラーモデルに成長しました。

インプレ

プレビュー

各ベイトパターンに”王道ルアー”が存在する中、バチパターンの座に長年君臨するのがエリテン。

地域によって釣果に差はあれど、毎年全国各地のアングラーが愛用し続ける定番ルアー。

元々は表層のベイトフィッシュを意識したサブサーフェイスミノーとして発売されたものの、気が付けばバチ抜けでの圧倒的な実績で地位を確立しました。

どこかで見たことあるようなスタンダードリップレスらしいシルエットで、100mmながら非常に軽量な9gというスペック。

内部には、雀の涙ほどの小さなウェイトボールが2個搭載されており、「へ」の字型ステップ(段差)を隔てたボールがキャスト時に後方へ移動・直水後のワンアクションで前方へ再度戻り固定するという旧来型の重心移動システムで、この令和の時代において目を覆いたくなるほど心許ない仕様です。

というわけで、改めて素晴らしさを実感したところで(適当)、この名作ルアーをレビューしていこうと思います。

レビュー

飛距離はPE1号で35m程度。

キャストは非常に軽快ながら、ウェイトの移動はほぼ感じられないレベル。

ロッドは8ft台/L〜MLロッドが良さそうです。

飛行姿勢もやや不安定で、微風程度ならギリ使えるかなという印象。

着水は警戒心を与えにくく静音性も良好。

立ち上がりは、ロッドを軽く煽ってウェイトを戻したのち、軽い巻き出しで素早いレスポンスを発揮してくれます。

アクションは、水平スイム姿勢のスラローム+タイトウォブンロール。

レンジは、0〜30cm程度。

巻き速度を上げることでよりレンジを下げ、ローリングの効いた泳ぎを見せてくれます。

巻き感は、同サイズのリップレスミノーと比べてもかなり軽い引き抵抗で早巻きやクイックな操作可能。

アクション域は、ファスト〜デッドスローまで幅広く対応し、どの流速にも合わせられるほど素晴らしいものがあります。

ただ巻き以外では、バチ抜け時のメインメソッドとなるドリフトが主軸で、その他ではショートトゥイッチも効果的。

ウェイトを戻さず後方重心のままただ巻きすれば綺麗な引き波を起こして水面付近を誘えるので、バチ抜けではどちらもかなり有効なアプローチです。

ライン先行の、いわゆる”ほっとけメソッド”で捕獲。

いやあ、エリテンって素晴らしいんだが。

たまに釣れる盲目シーバス。

体も傷だらけ。

あー、ごめんよ。

これは、秒で写真撮ってリリですね。

というわけで、釣れた感触が褪せないうちに再びエリテンを夜空に向かってキャストです。

良い点

水馴染みの良いアクションとレンジキープ力が最大の特徴といえます。

リップレス特有のナチュラルなアクションにくわえ、軽量で水に馴染みやすく微細な水流変化へのレスポンスの良さはトップクラス。

まさに、遊泳力のない川バチがゆらゆらと漂う姿を演出できる絶妙な設計でしょう。

くわえて、バチ抜けパターン激アツの水面直下0〜20cmレンジに適しており、シンペンでは難しいレンジキープも容易。

ミノーとしてはかなりリーズナブルな価格帯でカラーバリエーションも豊富なのでお試しや複数購入もしやすいルアーです。

アクション+レンジキープ+価格

気になる点

飛距離・飛行の不安定性、年間通して使いどころが少ない汎用性、ボディの耐久性の弱さは大きな弱点。

これならはじめから固定重心でも良かったのではと思えるほど。

また、純正フックはオーナー製「ST-36 BC #8」でソルト用ではないので錆びやすく、さらに今は知りませんが製品によって微妙な個体差もあったりなかったり。

ソルト用プラグとしてラインナップされながら、あらゆる面で気になる点が散見されます。

飛距離+汎用性+耐久性

使いどころ

小〜中規模の河川・河口でおすすめ。

とくに、川バチが湧きやすい夜間の晴天無風時が最も投入しやすいタイミングで、川幅の大きな河川であっても手前で表層ボイルがあればまず使いたいルアー。

近距離を手返しよく探るのに適しており、流心の早い流れを狙うよりあえて浅瀬の瀞い流れでバチを食っているシーバスを効率よく釣るのに有効です。

結果的に、短い時合いや遠投系のシンペンで一投に時間をかけてしまうよりも数釣りが期待できるので、先発でもランガン用でも使いどころがあります。

河川/河口/干潟/港湾

総評

今回は、ガイアの「エリア10」を紹介しました。

飛距離や汎用性の低さから使いどころが限られるルアーですが、今でもバチ抜けの王道としてレスポンスの良いアクションとレンジキープ力に優れたフローティングミノーです。

おすすめ度

:4.0

  • この記事を書いた人

Yuki

-ミノー
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