【近距離シーバス攻略】コツとメリット・デメリット

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身近な場所で気軽に楽しめる釣りとして人気なのがシーバスルアーフィッシング。

しかし、大型やスレた個体ほど警戒心が強くルアーに対する耐性も強いため、初心者にはなかなか攻略が難しいのも特徴の一つです。

今回は、そんな近距離戦におけるメリット・デメリットや釣果を上げるコツについて解説していきます。

近距離戦となるポイント

  • 小規模河川
  • 干潟(ブレイク周りなど)
  • 港湾(護岸際など)
  • 常夜灯周り
  • 水門周り

主に上記のような足元〜30m以内でアプローチできる場所で、ときにはシーバスを目視で確認できるほどアングラー側にとっても非常に狙いやすいポイントです。

とくに水深の浅い流れのある小規模河川の橋脚周りは非常におすすめで、明暗や地形変化も生まれやすくやる気のあるシーバスが定位しやすい条件が揃っています。

また、一見すると川幅の広い河川や運河でもストラクチャーや常夜灯周りといった特定のポイントにベイトが溜まれば近距離戦になりやすいので現地で細かくチェックしておくのも大切です。

近距離戦が上達すれば格段に狙えるポイントや釣果も増えるのでぜひ参考にしてみてください。

特徴

メリット

  • 魚の挙動・反応を掴みやすい
  • レンジやコースを合わせやすい
  • ルアーの選択肢が豊富
  • ルアーを見つけてもらいやすい
  • 効率的に釣果を上げやすい

ベイトの種類や挙動はもちろんシーバスの位置まで把握しやすいためルアーをトレースする際のレンジやコースを合わせやすいのが特徴です。

また、軽量で飛距離の劣るミノーやシンペン、小型バイブレーションプラグやジグヘッドワームといった操作性が高く食わせに特化したルアーも選択肢に入れることができるため、様々なアプローチで探れるのは大きなメリットでしょう。

シーバスさえいればほぼ確実にルアーを見つけてもらえるので、サーチの時間や手間が省けて初心者でも効率的かつ安定的に釣果を上げやすいのも利点です。

先述したような釣り場の多くは足場も良く釣りに集中しやすいのも魅力ですね。

デメリット

  • 個体数が少ない
  • プレッシャーを与えやすい
  • バラしやすい
  • 場荒れしやすい

小場所ほどシーバスの絶対数も少ないだけでなく、人気の釣り場や都市部ほど人的プレッシャーがかかりルアーへの警戒心も高いことから派手なアクションで誘えばすぐにスレてしまいます。

また、近ければ近いほどバラしやすく釣れても数回のファイトで周りのシーバスまで散ってしまうため、複数釣りたい場合はランディングまでの過程にも細心の注意を払いましょう。

近距離戦のコツ

  • 9ft以下のL〜MLロッドがおすすめ
  • ドラグ設定はやや緩め
  • 気配を消す(キャストやライトなど)
  • キャスト〜着水は丁寧に
  • アクションに変化とメリハリ
  • ピックアップまで注意
  • アワセは弱く
  • 場荒れを避ける

近距離戦でもっとも重要なのはシーバスに警戒されないことです。

デイゲームや満月時などはとくに挙動や人影にも気を遣いつつ、ナイトゲームではライトの点灯は必要最低限に留めて水面を照らさないことも重要です。

キャストは一発で正確に行い、ルアーの着水点がシーバスに近い場合はサミングで着水音もおとなしくさせるなど工夫しましょう。

ルアーにおいては立ち上がりや操作性の良いものがおすすめで、ただ巻きを主体に時折ジャークやトゥイッチ、シェイクといったアクションの変化をつけたり、反応がない場合はルアーサイズやアクションに極端なメリハリをつけて見切られ対策やリアクションバイトを誘うのも有効です。(大→小、弱→強など)

また、ルアー回収時のピックアップバイトも多いためバラしを軽減する上でもアワセは弱めに入れるのがおすすめです。

さらに釣果を伸ばしたい場合は、ファイト中の場荒れを防ぐためにも速やかに手前まで寄せてからファイトさせたりライトの照射を抑えるなども大切で、とくにエラ洗いをさせてしまったら他のシーバスが警戒して散る傾向が高いためなるべく水面に出さないようにやり取りしたいところです。

場荒れや反転されて見切られた場合はその日は釣れないか時間を空けないとかなり厳しいので潔くポイント移動もおすすめです。

よほど高活性で条件が良くないと爆釣は難しいので、基本はピンポイント撃ちのランガンスタイルでサクサク狙うのが効率的でしょう。

まとめ

というわけで、今回は近距離シーバス攻略におけるポイントについてご紹介しました。

プレッシャーを極力与えないことにくわえて正確なキャストやちょっとした食わせのテクニックを習得することでかなりの釣果アップが見込める要素があり、ときには目の前で食うか食わないかの反応を見ながら釣りが展開できるのも醍醐味と言えますね。

ぜひ、シーバスゲームをより深く楽しむ方法として実践してみてください。