シーバス釣りにおいて欠かすことのできないルアーの一つがバイブレーション。
圧倒的な飛距離と手元に伝わる強い抵抗感からビギナーにも使いやすいのが魅力といえます。
しかし、ボトムコンタクトによる根掛かりや損傷が激しいことから、比較的リーズナブルに揃えたい人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は安くて高実績なバイブレーションを厳選し、各特徴や使いどころについてご紹介していきます。
厳選ポイント
価格
バイブレーションは比較的安価ながら消耗品という色合いも強いカテゴリー。
各メーカーから豊富なラインナップが展開される中、比較的安価で流通量が多いものであれば再度購入しやすいというメリットもあります。
実績
ノーブランド品や激安ルアーにはそれなりの欠点があり、アクションやフックの質、トラブル率の高さやボディの脆弱性などが顕著に現れます。
一方で、実績のあるメーカー品であれば快適さはもちろん釣果も安定しやすく、公式サイトやパッケージにもルアーの特徴や使い方などが記載されていることが多いです。
とくに、バイブレーションは糸絡みなどのトラブルやバラしやすさが欠点なため、可能な限り質の良いものがおすすめです。
汎用性
バイブレーションにも様々なモデルが展開されていますが、シーバスゲームにおいては70mm/15g前後がバランスが良く様々なフィールドにマッチしやすいです。
バスデイ「レンジバイブ70ES」がその代表で、実績や汎用性においては屈指のルアーでしょう。
また、今より安定して釣果をアップさせたい場合は「小型サイズ」「微波動アクション」のルアーをメインに選ぶのもおすすめ。
特定の状況に強い特化型もありますが、最初は飛距離の出やすいスタンダードなモデルと小型サイズのバイブレーションを持っておくと安心です。
【高コスパ】おすすめバイブレーション
シマノ「サルベージ70S」
サイズ | 70mm |
ウエイト | 16g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #6 |
リング | – |
大手メーカーであるシマノの定番ともいえる樹脂製バイブレーション。
最も基本となるただ巻きに優れた性能とサイズ感で、充分な飛距離、手に伝わりやすいタイトアクション、堅牢性など様々な面で優れた一本。
安価で流通量も多く、オールシーズン様々なフィールドで使える便利さがあります。
シマノ「サルベージソリッド70ES」
サイズ | 70mm |
ウエイト | 20g |
タイプ | エクストラシンキング |
レンジ | – |
フック | #6 |
リング | – |
中空構造のサルベージとは異なるソリッドタイプの樹脂製バイブレーション。
「サルベージ70S」よりも飛距離や沈下速度が増したことでこれまで以上に遠く深くをサーチできる良さがあり、立ち上がりの良さも損なうことなく巻き出しから安定したアクションを発揮します。
また、ソリッドボディならではの堅牢性も併せ持つことから多少の衝撃にも安心して使えるのが強みでしょう。
ダイワ「シーバスハンター バイブZ 70S」
サイズ | 70mm |
ウエイト | 22.5g |
タイプ | シンキング |
レンジ | 0.5〜1.5m |
フック | #6 |
リング | #3 |
大手メーカーであるダイワの高コスパ樹脂製バイブレーション。
時代に合わせて進化するシーバスハンターシリーズの「バイブZ」は、中身の詰まったソリッドボディから抜群の飛距離と沈下速度によってオープンエリアをテンポ良く探れる一本。
メタルバイブでは難しいボトムのスローアプローチにも適した安価な人気バイブです。
ダイワ「ミニエント57S」
サイズ | 57mm |
ウエイト | 11.5g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #10 |
リング | #2 |
大野ゆうき氏が監修したルアーの中でも、指折りの実績と圧倒的な操作性を誇る樹脂製バイブレーション。
ただ巻きでの微波動アクションはファスト〜スローまで幅広く対応し、切り札となる「3Dダート」はそれでも食わないときのアクセントとして効果を発揮します。
テーリングなどのトラブルも少ないため、デイ・ナイト問わず”潰しの効くルアー”として一つ持っておくと非常に便利なアイテムです。
ダイワ「ミニエント70S」
サイズ | 70mm |
ウエイト | 20g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #6 |
リング | #2 |
人気シリーズであるダイワ「ミニエント」のサイズアップモデル。
巻いても動かしてもOKな抜群の操作性にくわえて、遠くの潮目や中層以下のレンジを攻略できることでより多くのフィールドに対応可能。
「3Dダート」やトラブルレス設計など、従来の良さをしっかり継承した誰でも使いやすいスタンダードサイズといえます。
アピア「ビットブイ12」
サイズ | 48mm |
ウエイト | 12g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #8 |
リング | – |
アピアからリリースされている村岡昌憲氏が監修した「ビットブイ」のダウンサイジングモデル。
見切られにくいコンパクトサイズながら抜群の飛距離と確かな巻き心地が特徴の亜鉛製メタルバイブで、ある程度の大型シーバスにも対応できるフックサイズも持ち味。
手頃な価格と充分な飛距離、ファスト〜スローまでただ巻きに特化した性能の良さから今も根強い人気があります。
メガバス「鬼丸(12g)」
サイズ | 62mm |
ウエイト | 12g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #12 |
リング | – |
「X-80SW」をはじめ多くの名作ルアーを取り扱うメガバスの次世代型メタルバイブレーション。
海洋学の観点から研究・開発を繰り返し、水平に近い姿勢と強いハイピッチアクションにくわえ、従来のバイブレーションにありがちなバラしやすさをスイベルアイによって軽減。
安価で軽い引き心地から、多くのビギナーにも快適に使えるのが魅力です。
ジャクソン「鉄PAN Vib(14g)」
サイズ | 55mm |
ウエイト | 14g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #12 |
リング | – |
累計販売数100万個以上を記録するジャクソンの攻撃型メタルバイブレーション。
背中の「バランサースリット」による安定した飛距離とブルブルとした強い抵抗感が持ち味で、バイブレーションに必要な要素がしっかりと反映されたシリーズ。
安くて充分な性能を備えるだけにオープンエリアのメインルアーとして非常におすすめです。
邪道「冷音(14g)」
サイズ | 62mm |
ウエイト | 14g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #8 |
リング | #1 |
メタルバイブの弱点でもあるトラブルを大幅に軽減した邪道の定番メタルバイブレーション。
「テクニカルホール」と「イージーホール」の2つのアイを搭載し、使い分けによってただ巻きやロッドアクションによるダートなど豊富な技を繰り出せるのも特徴。
短い時合いをタイムロスすることなく快適に投げ続けられることで、従来よりも効率的に釣果アップが見込める一手です。
邪道「Tiny 冷音」
サイズ | 55mm |
ウエイト | 10g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #10 |
リング | #2 |
邪道「冷音」の弟分にあたるダウンサイジングモデルの”チビレイン”。
小型化で見切られにくくなったことはもちろんトラブル率の低さとダートの軽快さが増し、小〜中規模や水深が浅いエリアでさらに使いやすくなりました。
2つのホールアイによる臨機応変なアプローチとアキュラシーの高さで広域のサーチからピンスポット攻略まで多種多様な使い方ができます。
まとめ
というわけで、今回はビギナーにおすすめのコスパに優れたバイブレーションをご紹介しました。
ルアーの中では欠かすことのできないものですが、それぞれの特徴から使い分けも非常に重要なポイントになってきます。
豊富なアイテムからぜひ気になったものを使ってみてください。