ミノー

【チョーサン】インプレ/三兄弟シリーズのウェイトアップモデル

発売以降その実力の高さで一躍定番リップレスミノーとなった「スーサン」。

しかし、ウェイトの軽さから使い所が限られるシーンも多いことから、当時さらなる要望に応えて登場した兄弟ルアー。

今回は、2010年にバレーヒルからリリースされた「チョーサン」を紹介します。

(2024年5月1日以降、「邪道」ブランドを離れ「バレーヒル」としてプロデュースされています。)

スペック

サイズ75mm
ウェイト9g
タイプシンキング
レンジ60〜70cm
フック#8
リング#2

特徴

村岡昌憲氏が監修した「スーサン」のウェイトアップモデルとなるシンキングリップレスミノー.。

ウェイトボールをステンレス球から高比重なタングステン球へと変更したことで+2gの重量UPを果たしました。

スーサンよりもさらに遠く深いゾーンをゆったりとした泳ぎで誘えながら、シリーズ独自のアクション”ヤルキスパークリングサンダーローリングスペシャル”をしっかり継承。

ロッドアクション時は緩急のついた平打ちアクションを起こし、見切りや食い渋るシーバスをイチコロにする心強いアイテムです。

インプレ

プレビュー

シルエットはスーサンとほぼ変わらずフラットサイドボディと斜めにスライスされたヘッドに低重心設計。

見分け方としては、赤い目玉がチョーサンの特徴です。

  • 黒目:スーサン

内部はタングステン球へと変化し、重心移動は「への字型」の段差を利用した旧式的なタイプ。

また、フックは#10から#8へとワンサイズUPしており、やや大きめのシーバスにも対応対処しやすいのが強みでしょう。

個人的にスーサンは昔かなり使い込んだ愛用ルアーですが、チョーサンもあると助かるサポート的な存在として都度使用してました。

今回は両者の違いにも触れつつ、使用感をレビューしていきます。

レビュー

飛距離はPE1号で45m程度。

スーサンよりも10m近く飛ぶだけでなく、アキュラシーの高さはもとより飛行の安定性も向上してます。

着水後は、前傾姿勢でゆっくりと沈下。

着底感度は低めで、風や波などがあれば結構わかりにくいです。

立ち上がりは良好で、巻き出しの軽さも充分。

アクションは、水平姿勢に近いタイトローリング。

ハイピッチで体を傾けるスーサンと比べて、スローピッチでナローな泳ぎが特徴。

巻き感は、小型ミノーとしては引き抵抗が低いルアーなので操作が少し難しいです。

アクション域は、ミディアム〜スローあたりが良好。

超低速域でも反応しやすいスーサンに比べればやや狭い印象。

ただ巻き以外では、ドリフトやリフト&フォール、そしてシリーズの強みでもあるトゥイッチとの相性は抜群。

連続でダートを繰り返しても系絡みなどのトラブルも少ないのも利点でしょう。

兄弟、似て非なるもの。

シルエットも使用感もそっくりだけど、使い込むほどその”違い”が魅力となるルアーです。

良い点

従来の小型ミノーと比べて、ロール主体のアクションはスレにくいだけでなく、フラットなボディが傾いて起こる平打ちの明滅効果はこのシリーズの大きな強みです。

くわえて、ただ巻きからロッドアクションまで技の引き出しが多く、見切られやすいデイゲームでのトゥイッチは非常におすすめ。

また、スーサンの弱点でもあった飛距離や安定性も改善したことで汎用性も増し、これまで届かなかったスポットを緩急自在なアクションで誘えます。

個人的には、よりレンジが入ることでダウンクロスでもトゥイッチや縦のリフト&フォールがしやすくなったのが大きな利点でした。

スレ対策

気になる点

定番シリーズとはいえ、近年の快適でスペックの良いルアーと比較すると定価はやや高いと感じます。

ボディの耐久性や旧式の重心移動システムなどを考慮すると、あるいはリニューアルを期待したいところ。

個人的には、スーサンのようなデッドスローでの水馴染みの良さがなく、ダート時の浮遊感も出しにくいため食わせる力ではやや劣る印象です。

価格

使いどころ

小〜中規模の河川・河口・干潟・港湾など、シャローエリアやベイエリアで使いやすいルアー。

デイ・ナイトを問わず釣果を上げやすく、風速3m以下なら充分使いやすい範囲かなと思います。

狙うポイントはスーサン同様、シーバスが定位していそうな橋脚・明暗・護岸際といった場所で、魚の前を通す・誘うイメージで使うのが効果的。

ベイトは、イワシ・ハク・イナッコ・アミ・底バチなど、多くの小型ベイトにおすすめです。

とくに、小場所や接近戦においてスーサンが取りきれない魚へのセカンドルアーとして持っておくと非常に心強いでしょう。

河川/河口/干潟/港湾

総評

今回は、バレーヒルの「チョーサン」を紹介しました。

スレにくいナチュラルなロールアクションと平打ちダートを継承し、飛距離UPでスーサンの弱点を補う兄弟モデルです。

おすすめ度

:3.5

その他おすすめルアー

バレーヒル「スーサン」

三兄弟シリーズの第一弾となる75mm/7gの定番リップレスミノー。

スローシンキングタイプならではの浮遊感と低重心によるフラつきがシーバスを魅了するほど、シリーズで迷ったらまずはコレ。

バレーヒル「ニーサン」

100mm/13gというスケール感が魅力のサイズアップモデル。

従来のローリングや平打ちアクションを継承しつつ、中〜大規模エリアで使いやすい優れた飛距離と大型フックを搭載。

  • この記事を書いた人

Yuki

-ミノー
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