ミノー

【ジグザグベイト80S】インプレ/「流・巻・動」に優れたS字系定番ルアー

今やポジドライブガレージ(PDG)の代表作とも言える定番ルアー。

その実績はもとより、丸みのあるクラシカルなデザインに惹かれて使い続ける愛好者も多いのではないでしょうか。

今回は、2016年にポジドライブガレージからリリースされた「ジグザグベイト80S」を紹介します。

スペック

サイズ80mm
ウェイト17g
タイプシンキング
レンジ20〜60cm
フック#4
リング#4

特徴

レッド中村氏が代表を務めるポジドライブガレージのリップレススイムベイト。

静と動のヴァリアブルアクションでシーバスを魅了するジグザグベイトは、ファストからスローまで幅広いリトリーブ速度に対応。

スロー時はゆったりとしたS字アクションで泳ぎながら、ファスト時でも従来のシンペン以上に抜群の安定感で逃げ惑う魚を演出。

ただ巻きでの使用や流れを利用したドリフト釣法はもちろん、スロージャークで魅せる”ジグザグアクション”は食い渋るシーバスへの効果的なアクセントになります。

シーズン・フィールド・使い手を選ばないほど汎用性が高く、「流して良し・巻いて良し・動かして良し」のPDGの顔とも言えるスイミングベイトです。

インプレ

プレビュー

シリーズのオリジナルモデルでもあり、体高のある扁平ボディとクラシカルなデザインが特徴。

性能や見た目はシンペンながら、公式では”リップレスミノー”とされていますね。

内部には、フロントにバランスボール×2、センター〜リアにウェイトボール×2を搭載したマグネット式重心移動タイプ。

キャスト時は、大きなウェイトボールが比較的わかりやすく「カチッ」と鳴るので実感しやすいでしょう。

フック・リングは、ルアーサイズに比べて明らかに大きいサイズを搭載しており、流れの強いフィールドやランカー対策で安心感がありますね。

そんな、見た目にも惹かれるジグザグベイトを早速レビューしていきます。

レビュー

飛距離はPE1号で60m程度。

内部の大きなウェイトボールがしっかり乗れば、推進力のある飛行でグングンと飛んでいきます。

飛行姿勢も及第点以上で、横風や逆風下でなければ充分と言えるほど。

着水後は、やや尻下がりなロールを伴うスローフォールで、ウェイトが戻れば前傾寄りで沈下。

着底感度は低め。

立ち上がりは一度ロッドを煽ってウェイトボールを戻した後、低速からゆったりとした泳ぎ出しでアクションします。

アクションは、水平スイム姿勢に近いスローピッチなS字スラローム。

滑らかで曲線的なS字というより名前の通りエッジの効いたジグザグ軌道が特徴。

速度を上げれば、よりハイピッチな蛇行軌道で体を傾けるヒラ打ちアクションも入りやすくなります。

巻き感は、軽すぎず重すぎずでシンペンに近いもったりした引き抵抗。

低速時は一般的なミノーに比べて引き抵抗が少ないため、やや扱いにくさを感じるかもしれません。

アクション域は、ファスト〜スローまで幅広く対応。

極端でない限りほぼ全域のスピードで使えるだけでなく、沈めた後にデッドスローでシンペン的なアプローチも可能。

ただ巻き以外にも、ストップ&ゴー、リフト&フォール、ドリフト、ジャーク、トゥイッチといった多種多様なアプローチに追従し、瞬間的な入力で”ヒラ打ち”を意図的に演出できるのもポイント。

フックの糸絡みといったトラブル率やボディの耐久性などにも不満はなく、快適かつ自在に扱えるルアーといえます。

良い点

その独創性はもちろん、充分な飛距離、アクション域とレンジの広さ、さらに多彩なアプローチの引き出しを持つルアー。

流れを受けやすいボディながら泳ぎが破綻しにくいため、誰が巻いても形になり、どんなフィールドにもアジャストしやすいです。

また、水馴染みの良いスローシンキングに近い仕様のため、緩い流れのシャローエリアをスローに引けるのも魅力。

汎用性や耐久性も優秀で、静と動の二面的な特性から使い手それぞれの個性に合わせられるルアーでしょう。

総合力+"ZIGZAGアクション"

気になる点

風の影響を受けやすいため荒天時は使いにくく、低速時はシンペンに等しいほど引き抵抗が少ないのが弱点。

また、着水後のカウント次第で潜行レンジも異なるため、使い手の意図したアプローチがポイントになります。

大きめのボディやフックサイズは時に見切られやすさやミスバイトにも繋がるため、シーズンや状況によってはダウンサイズモデルの60Sが有効でしょう。

安定性+価格

使いどころ

小〜中規模の河川・河口・干潟・港湾などのシャローやベイエリアなどに最適。

極端に浅い・深い・足場が高いといったポイント以外なら昼夜を問わずどこでも対応し、比較的スレや低活性に強いのも特徴です。

様々なベイトパターンに対応しますが、発売前は「フランクサッパ」という名の通り、サッパはもちろん、コノシロ、ヒイラギなどの扁平型のベイトパターンにおすすめ。

とくにドリフトでは、ロッドを下げれば緩い流れでもしっかり流れを当てられるルアーなのはもちろん、Uターン中に何度もS字を描いてシーバスにコンタクトできるのも強みです。

河川/河口/干潟/港湾/磯

総評

今回は、ポジドライブガレージの「ジグザグベイト80S」を紹介しました。

ミノーほどレンジキープしやすく、シンペンほど安定して飛ぶわけではないものの、そのクラシックなデザイン、稀有なジグザグアクション、アプローチの多彩さを持つS字系を代表するルアーです。

おすすめ度

:4.5

その他おすすめルアー

ブルーブルー「スネコン90S」

スレたシーバスに圧倒的な実績がある90mm/15gの人気シンキングペンシル。

ラトルを伴うワイドなS字アクションが特徴で、さらに浅いレンジの攻略に長けた食わせの切り札。

  • この記事を書いた人

Yuki

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