水面直下のレンジをしっかりキープできるリップ付きシンキングペンシルとして知られる「ガルバ」。
そんな、定番シリーズに小型ベイトパターンにマッチする新たなモデルが登場。
今回は、2026年にダイワ/モアザンからリリースされた「ガルバ64S」を紹介します。
スペック

| サイズ | 64mm |
| ウェイト | 9.7g |
| タイプ | シンキング |
| レンジ | 0〜20cm |
| フック | #10 |
| リング | #2 |
特徴
シーバスゲームにおいて最もシビアな水面直下を誰でも簡単に引けるリップ付きシンキングペンシル。
絶妙な長さと角度で設計されたショートリップと揚力のあるファットなボディ形状よって、素早い浮上とレンジキープ能力を発揮。
荒天時でも横滑りを軽減し、シーバスが最もベイトを追い詰めやすい水面付近をナチュラルなシンペンのアクションで誘うことのできる稀有なルアーです。
また、固定重心ながらウェイトを詰め込んだことで充分な飛距離を確保し、ターゲットへしっかりアプローチできるのも特徴。
新たに登場した「ガルバ64S」は、春先のハク、アミといった小型ベイトパターン時に最適なサイズ感で、これまで以上に見切られにくく食わせやすい強みを持ったモデルです。
インプレ
プレビュー
今や定番ルアーとなったガルバは、オリジナルの73S、87S、ストロング120S、レーザーインパクト(LI)など様々なバリエーションが展開されてますね。
僕自身も愛用しているお気に入りルアーで、表層イナッコパターンでは非常にお世話になったものです。
さて、そんなガルバにシリーズ最小となる64Sが登場。
パッと見、73Sよりさらに一回り小さくなって全体的にコンパクトって印象。
ですが、よく見ると浮き上がりやすさを意識したヘッド形状と面積のあるベリー部、ワイドなショートリップもしっかり確保されており、小さくなってもガルバらしさが垣間見えますね。

というわけで、個人的に楽しみだったルアーの一つを実釣も兼ねてレビューしていきます。
レビュー
飛距離はPE1号で50m程度。
73Sよりもやや飛距離や安定感には欠けますが、10g前後のシンペンなら優秀でしょう。
キャストは非常に軽くアキュラシーも高いです。
小さいだけに着水の静音性も高く、やや尻下がりでスローに沈下。
このとき、わずかながらロールアクションを伴うのもポイント。
立ち上がりは軽快ながら初動のアクションも早く、すぐに表層へ浮上開始。
このとき、微細ながらもリップが水を噛んでくれるのが伝わりますね。
アクションはやや尻下がりのテールスイング。
73Sよりもハイピッチ気味ですが、従来のガルバらしい泳ぎですね。
巻き感は、リップによって程よい引き抵抗を感じることができるものの、小さくなったことで特に低速域では抵抗感が薄くなった印象です。
アクション域は、ミディアム〜デッドスローが良好。
リップ付きとはいえ軽量なので、水面を割ったり波で上滑りしてしまう点は注意が必要でしょう。
ロッドアクションとも好相性で、"ガルバトップ"と呼ばれるドッグウォークはもちろん連続トゥイッチによる左右へのパニックアクションも面白いですね。
というわけで、花粉やら黄砂が舞うなか春のハクパターンに合わせて実釣。
止水域のポイントではあるものの、わずかながら流れが効いているスポットへアップキャスト。
この少ない流れの中でも、沈みすぎずに水面直下をしっかりキープ。
64Sは軽くなったことで浮つきやすくはなったものの、流れの緩やかなポイントでデッドスローに引いても馴染ませやすいのがいいですね。
もはや目を開ける気すら起きない僕には、ガルバの小さなリップだけが頼りです…。
ドンッ!
ふんっ!

やたー!
アベレージサイズながらコンディション良好な一本。
不意を突かれたものの、しっかりキャッチですわ。
小さくなってもガルバはガルバ。
上を見ているシーバスにはやっぱり強いですね。
良い点
他の小型シンペンより飛距離・引き抵抗の良さはもちろん、表層のレンジキープ力が素晴らしいです。
とりわけ、流れが緩やかなポイントでは同調させやすく、73Sではややオーバースペックだった状況でもかなり使いやすくなりました。
マイクロベイトパターンはもちろん、従来のガルバでは苦戦していたベタ凪時や超シャローの干潟といった繊細なポイントにも対処しやすいモデルといえそうです。
総合力+表層のレンジコントロール
気になる点
見切られにくく食わせやすくなった反面、飛距離や引き抵抗がスケールダウンしたことで従来より使いどころや操作が難しくなった点に注意です。
(個人的にはもう少しソリッドで引き抵抗があるモデルを使ってみたいですね。)
また、ガルバの特性上、巻けば即浮上するため中層以下をトレースするには不向きという欠点があります。
スケール感
使いどころ
小〜中規模な河川、河口、干潟など、シャローエリアを中心にマッチしやすいシンペンです。
とりわけ、冬〜春のハクパターンや他の小型シンペンでは対処しにくい水面直下の攻略においておすすめで、愛好者にとっては小場所や激浅、あるいはタフな状況にも合わせやすいスペックです。
デイ・ナイト問わず使いやすく、夏のシーズンはトップとしても機能するほど使い方次第でかなり汎用性も高まるアイテムでしょう。
河川/河口/干潟/港湾
総評
今回は、ダイワの「ガルバ64S」を紹介しました。
飛距離・レンジキープ力・ガルバトップといった”らしさ”がありながら、マイクロベイトに合わせやすいピッチの細かいアクションや水馴染みの良さが感じられるモデルでした。
おすすめ度
:4.0
その他おすすめルアー
ダイワ「ガルバ73S」
あらゆるフィールドに対応できるガルバのオリジナルモデル。
64Sよりも飛距離や引き抵抗があり、ガルバを初めて使うなら汎用性の高いこちらがおすすめ。
ダイワ「ガルバ87S」
秋のハイシーズンや大場所にも対応できるスケール感が魅力。
荒天時もしっかり飛んでランカークラスにも対応できる大型フックを装備したシーズン後半向けモデル。
ダイワ「ガルバスリム80S」
従来のガルバとは異なるスリムボディとタイトロールを伴うアクションで、繊細なハク、アミ、細身のバチやサヨリといったベイトパターンに最適。
重心移動式により、軽量ながら見た目以上に飛距離も出せる優れもの。


