バイブはダート。ダートは娯楽。
そんな、ルアーも動かせてなんぼ的な人も多いのではないでしょうか。
今回は、2023年に邪道からリリースされたバイブレーション「乱牙(ランガ)65」を紹介します。
スペック

| サイズ | 65mm |
| ウェイト | 14g |
| タイプ | シンキング |
| レンジ | - |
| フック | #8 |
| リング | #2 |
特徴
藤澤周郷氏が構想・開発に14年以上をかけた”スーパーダートバイブ”。
素早い立ち上がりから簡単な入力だけで左右へワーム並みのダート幅を演出。
従来のバイブレーションでは難しいショートピッチジャークでも糸絡みすることなくトリッキーなアクションを見せ、遠投した先でも”無駄撃ち”に終わらないストレスフリーさを兼ね備えています。
ダート専用設計ながら、ただ巻きではハイピッチバイブレーションでアピールし、決して一辺倒な釣りにはならない多彩なアプローチが可能。
アングラーの意図を高いレベルで再現し、「釣れた」ではなく「釣った」を味わえるのも乱牙の醍醐味です。
インプレ
プレビュー
乱牙65は、後発の75よりも幅広いシーンで使えそうなスタンダードサイズ。
タングステンウェイト+鉛成型ウェイトを各所に採用しており、ボディ前方にかけて程よい重みが。
ダート系バイブによく見られる豆型タイプですが、突起したヘッド下部やシャープなテールなどデザインにはところどころこだわった点が垣間見えます。
ラインアイは凹形になっており、厚く丸みのあるボディと併せてスナップ着脱時はちょっと付けにくいと感じました。
近年、ダートに特化したバイブレーションはたくさんありますが、この乱牙も見た目や名前からして癖の強さが窺えますね。
レビュー
飛距離はPE1号で50m程度。
ラフな天候時はちょっと不安で、正直もうひと伸び欲しかった。
けど、アキュラシーは高めで柔らかめのロッドなら長短どこのポイントを狙う際にも快適に扱えました。
控えめな着水後、フォール中は頭下がりにフラフラと落ちていき着底時の感度もわかりやすい方です。
そして、立ち上がりもかなり良好。
ただ巻き、ダートどちらも瞬時にアクションに移行することが可能です。
ただ巻き時はタイトなハイピッチバイブレーションで、アピール力は弱くかなりマイルドなアクションです。
スピードを上げることでワイド気味になりますが、少しモタつくのでミディアム〜スローなアプローチが向いてそう。
抵抗はあるけど手元に伝わるブルブルは控えめなので、人によっては巻きごたえのなさを感じるかもしれないです。
乱牙の真骨頂とも言えるダートは、垂直に跳ねて落ちる瞬間のいわゆるフォールダートではなく初動の跳ね上がりから左右へワイドにアクションします。
おまけに少ない入力でも容易にダートでき、テーリングすることも滅多になかったですね。

ただ巻きオンリーでは食ってこなかったので、着底後ちょんちょんボトムダートを繰り返し…。
からのスーっとただ巻き…でドン!でした。
いやあ、嬉しいね。どんなにただ巻きしてたってしょうがないんだから。(榛葉口調)
この後、フォール中にマゴチも食ってきましたが残念ながらキャッチできず…。
王道でオートマチックなルアーも良いけど、こういうルアーほど無性に「これで釣りたい!」と思えるし、使い方次第でまだまだポテンシャルを感じられる。
というわけで、個人的にも及第点以上の評価でかなり好みのルアーです。
釣りのモチベを上げてくれるし、合間の気分転換にもなるし、何よりこれまでただ巻きメインだったビギナーほどルアー操作の楽しさを実感できるんじゃないでしょうか。
良い点
誰でも簡単な入力で初動からダートアクションができ、左右へ幅のある動きでシーバスの目線を外しやすいのも利点。
ただ巻きやトゥイッチ、シェイクリトリーブなども組み合わせることでかなり多種多様なイレギュラーアクションが演出できます。
また、数時間の釣行でも糸絡みは1〜2回程度だったので、貴重な時合いや一発勝負のキャストにもおすすめ。
着水時の静音性や立ち上がりの良さも含めて、スレたシーバスにも効果を発揮できるのが強みでしょう。
超ワイドダート+快適性
気になる点
比較的厚めの樹脂製ボディということもあり、とくに向かい風のオープンエリアでは飛距離が減衰しやすいと感じました。
また、根掛かりや損傷しやすいバイブレーションカテゴリーの中でもかなり高価格なのがデメリット。
安価なものなら2〜3個買えてしまうので、一般的なバイブレーションやコスパを求める人にはおすすめできません。
安定感+価格
使いどころ
河川や干潟で広く探るのも可能ながら橋脚の明暗や港湾の護岸際などピンスポット攻略もおすすめ。
とくに、緩慢な止水域や小場所のストラクチャーにいるスレた居着きシーバスに真価を発揮してくれます。
ただ巻き時のタイトアクションや超ワイドダートなど、従来のバイブレーションとは異なる特徴もアクセントになりやすく、ハゼや甲殻類を模したボトム攻略でも実績があります。
河川/干潟/港湾
まとめ
というわけで、今回は邪道の「乱牙65」を紹介しました。
従来のバイブレーションと比較すると価格や基本性能は劣るものの、それを補う快適な操作感とワイドな横っ飛びダートが魅力の稀有なアイテム。
これまで脈なしだったシーバスにもスイッチを入れられるアグレッシブなバイブレーションです。
その他おすすめルアー
アイマ「ライキリ70」
「乱牙65」とスペックも近いトラブルレスなダート特化型バイブ。
こちらも簡単な入力で左右へのワイドなダートアクションを演出でき、スロー気味な沈下と浮き上がりが早いのが特徴です。
水噛みが良く、ただ巻き時は乱牙よりも抵抗を感じやすい印象でした。


