ルアーフィッシングにおいて、様々なシーンで何かと頼りになるのが小型ルアー。
昨今では多くの商品がラインナップされていますが、とくにセレクティブな状況ほどルアーで釣果も大きく変わってくることもありますね。
そこで、今回は筆者がおすすめするシーバスに実績の高い小型ルアーを厳選してご紹介。
快適かつ操作性に優れたものを中心に集めたので、気になるものがあればぜひ参考にしてみてください。
厳選ポイント
実績
ルアー選びにおいて最も重要なのが釣果力ですが、とりわけ食わせに強いのが小型ルアーの魅力です。
今回は、ただ巻きでのアクション性や手元に伝わる感度の良さ、小型ルアーならではの見切られにくさを重視。
とくに自動で起こる「フラつき」や「フラッシング」によるリアクションバイトも期待できるだけでなく、デイ・ナイト問わず実績の高いものを豊富にセレクトしてみました。
操作性
小型ルアーは軽快なキャストフィールと巻き心地の軽さが特徴で、ビギナーの長時間釣行にもおすすめです。
また、激安ルアーにありがちなフックがラインに絡むといったテーリングトラブルを避ける意味でも実績のあるメーカー品は非常に快適な釣りが展開でき安定したアクションも特徴です。
また、こうしたルアーはただ巻きだけでなくロッドワークへの追従性も良いため、飽きずに投げ続けられるのも魅力といえますね。
汎用性
ルアーによって釣り場による向き不向きはありますが、小型ルアーは比較的ポイントや時期を問わず性能を発揮しやすいため高い汎用性が期待できます。
また、大きいルアーよりも価格や釣果の面で非常にコスパも良く、8ft〜9ft台の様々なタックルで使いやすいのも特徴でしょう。
こうしたメリットから、経験値を上げやすく楽しみながら釣りを続けやすいため初心者には非常におすすめのルアーです。
おすすめ小型ルアー
シマノ「エンバー60SP FB」
サイズ | 60mm |
ウエイト | 6g |
タイプ | サスペンド |
レンジ | Max 1.5m |
フック | #8 |
リング | – |
大手シマノからリリースされたバス用ブランド「バンタム」の超小型シャッドミノー。
「フラッシュブースト」と「スケールブースト」による強烈なフラッシングと頑丈さが特徴で、シーバスにも非常に高い効果を発揮します。
キレのあるアクションとシルエットの小ささから抜群の見切られにくさを誇り、とりわけデイゲームの小場所やピン撃ちでは頼りになる存在です。
アイマ「コモモⅡ65」
サイズ | 65mm |
ウエイト | 6g |
タイプ | フローティング |
レンジ | 0〜20cm |
フック | #10 |
リング | #2 |
水面直下をレンジキープしながら強いアクションで誘う超小型ウェイクミノー。
ファストではウォブリングの効いたスネークアクション、デッドスローではゆらゆらと引き波を立てて広範囲にアプローチ可能です。
表層のベイトを食う高活性なシーバスやボイルはあっても食わせきれないときに効果的で、激浅の根掛かりスポットでも難なく引けるアイマの定番シリーズです。
ブルーブルー「クミホン70S」
サイズ | 70mm |
ウエイト | 9g |
タイプ | シンキング |
レンジ | 0.5〜1m |
フック | #8 |
リング | #3 |
人気メーカーで有名なブルーブルーの小型シャッドミノー。
重心移動による飛距離と超速巻きでも破綻しない安定したハイピッチアクションが定評で、泳ぎ出しや多彩なロッドワークにも軽快かつアクティブに追従する操作性の良さも特徴です。
トラブル率も少なく、ピンポイントやディープレンジに潜むシーバスを多彩なアプローチで釣る楽しさを存分に味わえます。
バレーヒル「スーサン」
サイズ | 75mm |
ウエイト | 7g |
タイプ | スローシンキング |
レンジ | 40〜50cm |
フック | #10 |
リング | #2 |
シャローエリアの近距離戦ではトップクラスの実績を誇るバレーヒルの定番リップレスミノー。
見切られにくい水平姿勢と弱々しい超タイトピッチローリングアクションは、昨今のスレたシーバスに違和感を与えることなくアピールでき、マイクロベイトやバチなどオールシーズン多種多様なパターンにマッチします。
ただ巻き以外にもトゥイッチやシェイクリトリーブなど、デイ・ナイト問わず緩急を入れた誘いで高い釣果が期待できる食わせの切り札です。
ダイワ「ガルバスリム80S」
サイズ | 80mm |
ウエイト | 10g |
タイプ | シンキング |
レンジ | 0〜20cm |
フック | #10 |
リング | #2 |
大手ダイワの人気リップ付きシンキングペンシル「ガルバ」のスリムモデル。
表層のレンジキープ力と飛距離に優れた”ガルバらしさ”を継承しながらも、食わせに強い細身シルエットとタイトスイングアクションでハクやアミ、バチやサヨリといった繊細なベイトパターンでおすすめです。
小型のスリムシンペンとしては充分な巻き心地と飛距離を備え、スレ対策としても使いやすい一本です。
ダイワ「スイッチヒッター65S」
サイズ | 65mm |
ウエイト | 13.4g |
タイプ | シンキング |
レンジ | 20cm〜80cm |
フック | #10 |
リング | #2 |
ぶっ飛びシンキングペンシルの定番シリーズとして有名な「スイッチヒッター」の最小モデル。
ボーン素材の固定重心ながら約65mのアベレージ飛距離を出し、巻いては自動でフラつきを起こす「不規則スラローム」が特徴。
広いレンジをカバーできる汎用性の高さから、ただ巻きだけでシーズンやフィールドを問わず使い続けられるスペックの良さがあります。
ダイワ「ミニエント57S」
サイズ | 57mm |
ウエイト | 11.5g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #10 |
リング | #2 |
抜群の操作性と見切られにくさで、デイ・ナイト問わず”潰し”の効く小型バイブレーションプラグ。
あらゆるリトリーブ速度でもしっかりアクションしながら、「3Dダート」による誘いで多彩なアプローチができるトラブルレス設計も魅力。
オープンエリアのサーチから小場所のピン撃ちまでこなせる万能さで、一個あればなんとかなってしまうほど非常にコスパの良い人気シリーズです。
ブルーブルー「ナレージ50」
サイズ | 50mm |
ウエイト | 12g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #10 |
リング | #2 |
従来のバイブレーションとは対極の「スロー」「レンジキープ」「姿勢」にこだわった小型リップ付きバイブレーションプラグ。
リップを活かして一定のレンジを水平姿勢で誘えるため、ただ巻きでの使いやすさだけでなく食わせにも非常に強いのが特徴です。
とくにアップクロスからのドリフトやボトムをゆっくり探る釣り、機敏なダートやフォールでのリアクションバイトなど、これまでのバイブレーションでは難しかったフィールド攻略を可能にします。
メガバス「鬼丸(12g)」
サイズ | 62mm |
ウエイト | 12g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #12 |
リング | – |
バス、シーバス用品を数多く扱うメガバスの高コスパメタルバイブレーション。
フロントフックにスイベルアイを搭載したことでバイブレーションにありがちなバラしを軽減し、軽い巻き心地で長時間の釣行にも適したボディ設計。
ハイアピールかつ飛距離と姿勢の良さもバランスよく兼ね備えているため、数少ない魚のバイトも逃すことなく釣果に繋げられます。
邪道「Tiny 冷音」
サイズ | 55mm |
ウエイト | 10g |
タイプ | シンキング |
レンジ | – |
フック | #10 |
リング | #2 |
邪道からラインナップされる快適さ抜群のメタルバイブとして人気の”チビレイン”。
鉄板系ながら高いダート性能とトラブルレス設計が特徴で、ボディにある2つのホールアイを使い分けることで臨機応変なアプローチがしやすい点もシリーズの魅力でしょう。
遠くの浅いレンジをスピーディーかつ多彩に攻略できるデイゲームのおすすめサーチルアーです。
ブルーブルー「ガボッツ65」
サイズ | 65mm |
ウエイト | 6g |
タイプ | フローティング |
レンジ | 0〜5cm |
フック | #10 |
リング | – |
ウェイクベイトのようなスイミング性能を併せ持つブルーブルーの超万能系ポッパー。
ポッピングやドッグウォークも可能ながら、ただ巻きでもしっかりと水を掴んでアクションするため、トップウォータープラグの入門ルアーとしてもおすすめ。
春の表層ハクパターンや夏のトップゲームでは、エキサイティングな”水面爆発”を楽しめるアイテムです。
邪道「冷斬(20g)」
サイズ | 60mm |
ウエイト | 20g |
タイプ | シンキング |
レンジ | 50cm〜70cm |
フック | #8 |
リング | #2 |
高いスイミング性能とトラブルレス設計にこだわったシーバス用メタルジグ。
驚異的な飛距離と小型シルエットを活かした見切られにくさ、さらに優れた巻き心地から生まれるワイド〜タイトウォブリングアクションなど、ジグながらミノーライクな一面も併せ持つ稀有なルアー。
ただ巻き&ジャークで広大なエリアのあらゆるターゲットを狙える”メタルスイミングミノー”です。
まとめ
というわけで、今回はおすすめのシーバス用小型ルアーを紹介しました。
小さいながらもそれぞれに特徴があり、高い実績だけでなく誰でも快適に使えるのが魅力と言えますね。
個々の釣り場を想定して、ぜひ自身に合ったルアーを探してみてください。