【ローリングベイト66】インプレ/小場所&超シャローエリア向けRB

その他

発売以降、これまで多くのアングラーから支持されてきたRBシリーズ。

しかし、釣り場によっては初代RB77では少しオーバースペックと感じるシーンも少なくありません。

そこで、今回は2008年にタックルハウスからリリースされた「ローリングベイト66」を紹介します。

スペック

サイズ66mm
ウエイト12g
タイプシンキング
レンジ
フック#10
リング#2

特徴

タックルハウスのR.D.Cシリーズから出る名作「ローリングベイト77」を一回り小さくしたダウンサイジングモデル。

優れたレンジキープ力とタイトローリングアクションで、高速時はバイブレーション、低速時にはミノーのようなアプローチで中層以下を探れる両刀プラグ。

これまで通りただ巻きメインで使えるシンプルさを踏襲しながら、小型化+軽量化されたことで小場所やシャローエリアをはじめシビアな状況でも威力を発揮するのが「RB66」です。

使い手や魚種を選ばないことから、シーバス、フラットフィッシュ、ライトゲームなどに実績の高いモデルです。

インプレ

プレビュー

一度は使ったことのある人も多いであろう名作シリーズ。

派生モデルも多種多様にリリースされてきましたが、このRB66も比較的歴史の長いモデルといえます。

ローリングベイトといえば、その独特な見た目とバイブレーションのようにラインアイが上部に付いていること。

しかもフィンの横というか根本にあるので、慣れないうちはスナップの着脱にちょっと手間取るんですよね…。

全体的にはRB77をそのまま一回り小さくした印象で、シルエットや前方寄りの重心などはほぼ遜色なく、愛好者にとっても手を出しやすいのではないでしょうか。

レビュー

飛距離はPE1号で40m程度。

RB77やバイブレーションプラグよりはちょっと物足りないけど、12gのミノーとして考えれば及第点でしょうか。

風には影響されやすいですが、軽快なキャスト感や高いアキュラシー性は小型プラグならではの良さです。

また、着水時の静音性は小場所でもプレッシャーを与えにくく、フリーフォール時は頭下がりに素早く、テンションフォール時は水平気味にゆっくり沈下。

ボトムの地形にもよりますが、フリーで落とせば着底はわかりやすいと思います。

泳ぎ出しは軽快でレスポンスも良好。

小さくなったとはいえ、上部のフィンがしっかりと水を噛んでくれます。

アクションは、微波動な超タイトロールアクション。

ファスト〜デッドスローまでどんなスピード域でも柔軟に追従してくれますね。

使い方は、基本のただ巻きやリフト&フォール、低活性時にはボトムドリフトも効果的です。

「魚心あれば水心」。

この時はすっかりバイブにスレてしまい、フォローとしてRB66でボトムを同じように引いたらすぐに食ってくれました。

いやあ、わかってる。

こいつは違いがわかるシーバスなんだなぁ。

良い点

RBシリーズ共通の特徴として、水平姿勢、レンジキープ力、タイトロールであらゆる速度に対応できるアクション域の広さなどがあります。

また、RB77よりアキュラシー性や見切られにくさが向上したことでピンスポットも狙いやすく、抵抗感が少なくなったことから早巻きやストップ&ゴー、ショートピッチのリフト&フォールといったクイックな動きもしやすくなっているのが利点。

あらゆる魚種への実績の高さや豊富なカラーバリエーションなど、好みや状況に合わせて選べるのも嬉しいポイントでしょう。

RBらしさ+コンパクト性

気になる点

低速時は抵抗感が少なく根掛かりやすい特性からビギナーにはやや扱いにくいルアーです。

また、飛距離やアピール力、汎用性に優れたルアーではないので、バイブレーション的な感覚で使うと物足りないかもしれません。

ローリングベイトって最初はどうやって使うべきか頭の中でカテゴライズしにくいけれど、個人的にはバイブレーションよりジグヘッドワームと思って使った方が釣果もアップしました。

使いどころやアプローチ方法

使いどころ

小規模な河川や流れ込み、水深2m以浅のシャローエリアや港湾の足元を狙う際に有効で、流れの強弱に応じてRB77では速い・沈む・見切られるといった際のローテーションにもおすすめ。

やはり、タフな状況ではRB66の方が安定感があります。

ベイトはハク、稚鮎、底バチ、小型のハゼ等にマッチしますが、とりわけ繊細な冬のアミパターンでは欠かせないルアーだと思ってます。

デイ・ナイト問わず実績が高く、近〜中距離戦のスレ、低活性、クリアウォーター時のサブルアーとして持っておくと安心ですね。

おすすめ:河川/干潟/港湾

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まとめ

というわけで、今回はタックルハウスの「ローリングベイト66」を紹介しました。

RBシリーズの特徴をしっかり継承してくれたRB66は、そのままコンパクトになったことで長所・短所がはっきりした印象です。

同シリーズを初めて購入する場合、迷ったら汎用性のあるRB77、小場所やシャローエリアがメインならRB66がベター。

使いどころやアプローチを見極めて投入すれば、オリジナル同様に安定した釣果を残してくれます。