ミノー

【ゴッツォ12 829(パニック)】インプレ/玄人向けのジャーク専用機

今回は、2012年にハルシオンシステムからリリースされたシンキングミノー「ゴッツォ12 829(パニック)」を紹介します。

スペック

サイズ120mm
ウェイト20g
タイプパニック
レンジ-
フック#3
リング-

特徴

ハルシオンシステムから出る「ゴッツォ12(トゥウェルブ)」のジャーク専用モデル。

鋭いジャークによって振り幅のある3Dダートのパニックアクションを演出し、ただ巻きに反応しないスレた大型シーバスの捕食スイッチを入れるきっかけに。

ウェイトとフックサイズの大幅アップで青物にも対応し、食わないナブラのときでも連続ジャークで一人だけ入れ食い状態というケースも。

インプレ

プレビュー

発売から長い年月を経ても異彩を放つ稀有なルアー。

角度の浅いリップとややスリムで丸みのあるボディが特徴で、内部にはウェイトボール(おそらくタングステン)が搭載されており、重心移動によって飛距離を稼げる設計です。

ボディの表面は細かい凹凸デザインでザラザラとしており、堅牢性については触った感じでもかなり頑丈そうです。

レビュー

飛距離はPE1号で55m程度。

うまくキャストできれば飛ぶし、そうでないと大幅に減衰するタイプ。

飛行姿勢が安定しにくく風の影響もそこそこ受けやすい印象。

着水はおとなしめで、沈下は尻下がりでフォールするため着底もわかりやすいですね。

軽くロッドを煽ればウェイトが戻り、初回のジャークから立ち上がりよくアクションしてくれます。

メインとなるジャークアクションは、かなり曲線的で高低を交えた3Dダート。

ここに低重心設計を活かした平打ちやステイの間が入るので、かなり複合的でいわゆる”パニック”状態のベイトを演出可能。

さらに、低抵抗なので軽快にロッド操作し続けられる上、かなり表層に近いレンジをジャークできます。

しかし、縦のアクションで水面を割ることもあるため、基本はロッドを下げた方が良さそう。

また、ただ巻きではヨロヨロと控えめなローリングアクションで1m前後のレンジを泳ぎます。

ジャーキング専用機のなかでもかなりクセの強いタイプなので、使いこなすにはまだまだ実釣が必要です。

良い点

ゴッツォ特有の低抵抗なリップとボディ設計を活かしたジャーキング特化ミノー。

曲線的な3Dダート、スレにくさ、軽快さが持ち味で、特筆すべきは一般的なジャークベイトと比べて浮き上がりが早く水面直下をアプローチできる点。

長時間の釣行や河川等のダウンクロスでもリップレス並みの軽さでジャークでき、比較的タックルを選ばないスペックも利点といえます。

水面直下の曲線系3Dダート+スレにくさ

気になる点

誰でも・どこでもというわけにはいかない中〜上級者向けなルアーという印象。

安定したキャストはもちろんジャーク時には低めにロッド煽るなどの工夫が大切で、かなりリップレスミノーに近い操作感です。

また、足場が低く風を受けすぎないなど使うフィールドや状況も考慮しなければならず、なんだかんだで登板の機会が回ってこないケースも多々ありました。

流通量も少ないため、主要なメーカー品と比べても手に入れにくいのが残念なところ。

汎用性+操作性+流通量

使いどころ

ある程度凪いだ状況で使いやすく、足場の低い河川や干潟などがおすすめです。

他にも汽水湖やその流入河川など、遠浅なフィールドや藻が茂った場所でも表層の際どいレンジをダートで誘うことが可能。

同サイズのジャークベイトと比べて飛距離やアピール力ではやや劣るため、広い範囲をサーチするよりもある程度スポットを絞ってアクションで食わせるアプローチが効果的でしょう。

河川/干潟/サーフ/磯

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まとめ

というわけで、今回はハルシオンシステムの「ゴッツォ12 829」を紹介しました。

いわゆる”釣れるルアー”とは言い難い扱いにくさがありながら、表層を独特の”パニックアクション”で誘うことのできる超特攻型アイテム。

今どきの定番や人気ルアーに辟易した人にはうってつけの個性溢れまくりなルアーでしょう。

  • この記事を書いた人

Yuki

-ミノー
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