革新的で魅力あるルアーを世に送り出す人気メーカー・ブルーブルーフィッシングから新たなシンキングペンシルが登場。
おそらく、多くのアングラーが期待していたであろう汎用性のある90mmサイズ。
そこで、今回は2025年にブルーブルーからリリースされた「バリスト90S」を紹介します。
スペック

| サイズ | 90mm |
| ウエイト | 21g |
| タイプ | シンキング |
| レンジ | – |
| フック | #5 |
| リング | #3 |
特徴
使い心地の良さを引き出す革新的なテールフィンを搭載した新世代型シンキングペンシル。
フィンを活かした安定飛行から充分な飛距離を確保でき、着水後はゆっくり巻いても抵抗を感じられる水噛みの良さが持ち味。
また、水平に近いスイム姿勢とナチュラルなアクションは魚に違和感を与えにくく、「飛ぶ」「食わせる」を高いレベルでこなせるルアーへと仕上がりました。
インプレ
プレビュー
ようやく、気になるルアーを手に入れ泳がせることができた秋の空。
夜もすっかり肌寒くなり、アングラーの活性も上がってきた印象です。
さて、この「バリスト90S」のシンボルは何といってもテールフィン。

シーバスにはイカとかアレとか思われても仕方ないんじゃないかってくらいアレだけど、横向きラインアイとフラットヘッドは水平姿勢にも大きく作用してくれそうです。

フロントとリアにウェイトを搭載した固定重心タイプ。
いやぁー、釣れそうですわ。
そのポテンシャルに期待です。
レビュー
キャストフィールはとても軽快で、21gの重さを感じさせないほど抜け感があります。
飛距離はPE1.2号で70m程度。
汎用的な9ft前後の柔らかめのロッドでもかなり投げやすく、人やタックルを選ばない快適さがあります。
飛行姿勢もかなり安定してますが、風に強いってわけではないです。
着水はおとなしめで、尻下がりながらテールのフィン効果でスッと水平フォールになってスローに沈下。
着底感度は低めで、荒天時だとわかりにくいかな。
立ち上がりは素晴らしく低速からしっかり泳いでくれるし、浮き上がりの良さから早めに任意のレンジへと達します。
アクションは、スラローム+ローリングでゆったりと自然にアピール。
レンジは水面直下50cm前後ですが、ロッドの高さや巻き速度によって上にも下にも広く対応可能。
巻き感は想像以上に軽いけど、抵抗やアクションは絶妙に伝わってくるのでこのちょうど良さに”使い心地”を体感できますね。
アクション域はミディアム〜デッドスローがおすすめで、速すぎたり流れを受けすぎると水面を割ってしまいます。
ロッドアクションとも好相性で、トゥイッチやシェイクリトリーブも良いアクセントになりそう。

気持ちを込めたリフト&フォールでバイト。
意地でもコレで釣ってやるんだと、気持ちのフッコサイズですわ。
良い点
やっぱり、飛距離と水平姿勢。
安定した飛行姿勢やデッドスローでもしっかり水平姿勢をキープしながらアクションしてくれる水噛みの良さは素晴らしいですね。
空中・水中においてどちらも及第点以上だし、誰でも扱いやすく多くのフィールドで使える汎用性も兼ね備えてます。
ロッドアクションといった引き出しの多さもありながら、トラブルが少ない点も個人的にはプラス要素でした。
飛距離+スイム姿勢
気になる点
思ったよりも”軽い”という印象で、飛行やスイム姿勢は安定してるけど風や波の影響をやや受けやすいです。
他社の定番「スイッチヒッター85S」と比べて天候に左右されやすい点や、抵抗感の少なさ、アクションにローリング要素がみられます。
しっかり飛んで泳いでくれるスイッチヒッターと好みがわかれそうですが、軽快に扱えてレスポンスや浮き上がりが良く、ロッドアクションなども入れやすいのがバリストという印象です。
また、価格や人気が高めでかなり手に入りにくいルアーですね。
軽さ
使いどころ
河川、河口、干潟をメインに中〜大場所でおすすめなシンペン。
オープンエリアでも橋脚の明暗撃ちでも、その飛距離や立ち上がりの良さを活かしやすいと思います。
緩急どちらのアプローチもできるので、デイ・ナイト問わず戦力になりそうですね。
おすすめ:河川/河口/干潟/港湾/磯
まとめ
というわけで、今回はブルーブルーの「バリスト90S」を紹介しました。
飛距離・アクション・快適性の3つを高いレベルで実感できるシンペンで、汎用性のあるサイズ感からオールシーズン通して使えそうなアイテムです。
新作ルアーなので、今後も使い込んでさらに気付いたポイントがあれば追記していきます。

