近年、新たなメソッドとして注目される「ボトムドリフト」。
これを習得することでタフな状況でも一本を捻り出せるだけでなく、サイズアップや自身のスキル上達にも繋がる非常に有効な釣り方です。
そこで、今回はボトムドリフトにおすすめなシーバスルアーを厳選して紹介します。
ボトムドリフトについて

ボトムドリフトは、ルアーを流れに乗せながらボトム近辺まで沈めるアプローチ方法です。
基本的にボトムに定位しているシーバスは積極的に動こうとせず流れてきたものを捕食する省エネスタイル。
そのため、いかに目の前にルアーを持っていくかが重要で、ストラクチャーや明暗際などシーバスのいるであろう地点にピンポイントでアプローチすることを心がけましょう。
この点が雑になってしまうと釣果も安定しにくくなってしまいます。
また、ボトムにコンタクトすることでフックが傷みやすく根掛かりの危険性も高いため、針先のこまめなチェックやフックチューンなどもおすすめです。
地形や各時間帯の流速・水位をしっかり覚えておくことも重要なポイントです。
厳選ポイント
アクション
基本的に、シーバスに警戒心を与えにくい波動のルアーがおすすめです。
微波動なバイブレーション、低抵抗なシンキングペンシル、波動が柔らかいワームなどが好反応で、スイム姿勢も水平に近い方が見切られにくいです。
今回は、はじめてでもボトムドリフトがしやすい小〜中規模なシャローエリアを想定してルアーをセレクトしました。
レスポンス
ドリフト時は、低速域でもアクションしやすいレスポンスの良さも欠かせません。
流れを受けてもルアーが死んだ状態だとシーバスに気づいてもらえないので、ラインスラックを取った瞬間やデッドスローに巻いた状態からアクションを感じられるルアーが良く、アクションを感じにくい場合はロッドを下げることでアクションが大きくなります。(レンジも下がります。)
おすすめルアー
シンキングペンシル
ダイワ「スイッチヒッター65S」
| サイズ | 65mm |
| ウエイト | 13.4g |
| タイプ | シンキング |
| レンジ | 20cm〜80cm |
| フック | #10 |
| リング | #2 |
快適な遠投性能と見切られにくい一口サイズが魅力の定番シンキングペンシル。
平均65mの飛距離とスイング+不規則スラロームで小型ながら使い心地の良い泳ぎを見せます。
沈みすぎない適度な浮力から、オールシーズン幅広いフィールドでマッチするモデルです。
ブルーブルー「スネコン90S」
| サイズ | 90mm |
| ウエイト | 15g |
| タイプ | スローシンキング |
| レンジ | 20cm |
| フック | #6 |
| リング | #3 |
ドリフトにおいて高い実績を誇る人気シンキングペンシル
水平姿勢でワイドなS字を描きダッチロールする不規則アクションが持ち味で、わずかな流れの変化にも敏感に反応することでシーバスの捕食スイッチを刺激します。
緩やかな流れの河川でハマりやすいスローシンキング設計で、低活性やスレたシーバスにも高い食わせの力を発揮します。
バイブレーション
ブルーブルー「ナレージ50」
| サイズ | 50mm |
| ウエイト | 12g |
| タイプ | シンキング |
| レンジ | – |
| フック | #10 |
| リング | #2 |
高い操作性とレンジキープ力が魅力のリップ付き樹脂製バイブレーション。
水平姿勢かつ水を掴む能力にも優れ、低速域でもしっかりとタイトピッチアクションしながらシーバスにアピールします。
先にリップが当たることで根掛かりを回避しやすく、一瞬の平打ちをきっかけにリアクションバイトも狙える引き出しの多さも特徴です。
その他
コアマン「VJ-16」
| サイズ | 90mm |
| ウエイト | 16g |
| タイプ | シンキング |
| レンジ | 3m前後 |
| フック | #10 |
| リング | #1 |
”シーバスのえさ”として多くのアングラーから支持されるバイブレーションジグヘッドワーム。
メタルバイブのような安定した飛距離にくわえ、柔らかくハイピッチなテール波動と自動でフラつく「千鳥アクション」が持ち味。
やや水深のあるポイントや流れの速い状況でもボトムへ到達しやすく、非常に着底感度が高いのも使いやすい点です。
タックルハウス「ローリングベイト77」
| サイズ | 77mm |
| ウエイト | 15g |
| タイプ | シンキング |
| レンジ | – |
| フック | #10 |
| リング | #3 |
ボトム攻略においてはトップクラスの実績を持つ名作ルアー。
水噛みの良いフィンを活かしファスト〜デッドスローまで幅広いスピードに対応可能で、流れの速さに柔軟に対応できる強みがあります。
低活性やスレに強いタイトロールアクションは、ハゼ、稚鮎、甲殻類などを捕食しているシーバスにおすすめです。
まとめ
今回は、ボトムドリフトにおすすめのシーバスルアーを紹介しました。
ボトムのシーバスを攻略できることでタフな状況でも釣果を出せるだけでなく、大幅なスキルの上達に繋がるため釣れないときこそぜひ実践してみてください。











